「年上が年下に使う敬語」があまり好きではないんだ。
社会に出て数年経ちます。そんな生活のなか、年下の後輩にも敬語を使って話すことが多々ありました。しかし最近それは「間違っていたのかもしれへん」と思うようになった。
年上に敬語を使われると気持ち悪い
というのも、先日年上の人間と食事を共にする機会があったのです。けっこう上の人間。そん時に、時たま挿入される敬語が、絶妙に勘に障るのです。「なんで敬語使うんだろう?」という疑問もあったし、単純にすげー距離を感じてしまった。
別に年齢がどうとか、ということを言いたいわけではない。僕自身は相手のことを「年上」「目上」として捉えていたし、プライベートな場面だったので面倒な気配りは欲しくないと思っていた。そういう場面だからこそ、時たま現れる敬語が、コミュニケーションを阻んでいるように感じたのである。
「敬語使っときゃいいだろ」の精神
思えば、僕が後輩に使っていた敬語も、同じようにとられていた可能性は大いにある。失敗したなーと思います。
なぜ僕が後輩に敬語を使っていたのかといえば、単純に「面倒くさかったから」なのである。相手のことを敬って使うのが、敬語というものの本当の機能であるにも関わらず、「こいつらには敬語使っておけばまぁ、問題ねーだろ」という侮りがあった。ほんとうの意味で相手を敬う敬語ではなかったのだ。これはSHOCK。ショッキングな彼だ。
「敬語使っときゃいいだろ」の精神。リスペクトのない敬語が、いかに他人に距離を感じさせるかというのを、今回の件ではじめて実感した。今後は、適切な言葉遣いをした方が良いなぁという教訓となりました。
リスペクトがあってこそはじめて「敬語」が成立する
とはいえ、敬語がコミュニケーションに必要な場面も多い。ネット上のコミュニケーションも、知り合い以外には敬語を使うようにしている。ガチガチの敬語とまではいかないけど、丁寧語ぐらいは使ったほうがよろしい。仲良くなったら取り払えばいいですし。
そして、それと同時に、敬語じゃない方がコミュニケーションが進展するケースも、多々あるようなのです。重ね重ね、久々にショックを受けた。「俺ってこんな仕打ちを他人にしていたのか」という。
散々、「人間関係がウザい」だのなんだのと吠えてきた僕でありますが、まだ人間関係でセンシティブに傷つく可能性を秘めているもんだなぁと思いました。
とはいえ、ナァナァの人間関係は好きじゃないので、いまだにその辺は切り捨てるように生きております。
重要なのはリスペクトなのだと感じます。敬語というツールの乱用が、コミュニケーションに壁を生む事例もあるということです。
「正しい言葉」にあんまり興味はないですが、「良い言葉」を使うようにはしたいものです。
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