続けることが才能という奴なのではないか
公開日:
:
最終更新日:2016/01/16
人生について
ワタミの社長はぜんぜん好きじゃないのですが、彼のいうことには一理あると最近思えてきた。ネットでもネタにされる「無理」の話である。
社長いわく、「無理」というのはウソつきの言葉である。倒れてでも血反吐を吐いてでもやり続け、結果を出すと、無理は無理じゃなくなっている。みたいなヤツだ。
これを居酒屋の労働に悪いように当てはめるから、とんでもないブラックだとかいう批判を浴びることになるわけですが、実際のところ、人間が好きなことに打ち込む時ってだいたいそういうモンなんじゃないのかともいえる。
ぶっ倒れようが何しようが、それでも楽しくてやり続けてしまうものがあれば、それは幸福なんじゃないかと思う。それがイヤイヤやらされる労働だからこそ問題なわけであって(そんなにイヤなら辞めたほうが身のためなのですが)。
続けることが結果になる
やり続けることは必要だと感じる。それは、トライアンドエラーが得やすいからに他ならない。もっと意識高い語を駆使すれば、PDCAサイクルというやつだ。わかりやすく言うと、挑戦と反省です。(この手の変なバズワードを繰り返してふんぞり返っている連中にたいがいロクなやつはいない)
毎日続けると、「きのうこれ出来なかったな」ということを覚えている。たとえば絵でも、きのうは服のシワをこうしたけど、今日は別の描き方を試してみよう、みたいな。
毎日続けなくても、それができる人間は絵が上手くなる。描けないものを描けるようにすることが絵の上達だと思いますので、挑戦と反省は重要である。ところが、毎日続けないとたいていの人間は上手くならない。それは、以前できなかったことを忘れているからだし、使命感がないから手癖でパパパーっとラクガキして終わり、な、簡単だろ? みたいな話に落ち着くから。
っていうすごく単純なことだと最近考えている。しかし、毎日続けることはとても難しい。毎日続ければ続けるほど、時間をつぎ込まなくては不可能になってくる。以前から言っていますが時間とは寿命です。余命。なので、こうして僕が鼻くそほじりながらブログ書いてる間にも、これを読んでいるあなたの寿命も、同様に消費されている。
だからこそ、大げさに言えば才能というのは「それにどんだけ命をかけたか」という結論になる。
絵がうまくならなくて悩んでいる人間の9割が、たぶん毎日描いていないと思うので、まずは毎日描きまくってノートを埋めることから始めてみるといいかもしれない。少なくとも僕は1か月前よりも上手くなったと思っている。
関連記事
-
オープンでいると何かが引き寄せられる
最近、いろいろ面白い人々とつながる機会が増えたなぁと感じている。ネットで憧れていた人だったり、漫画を
-
「真面目である」不幸が魂を腐らせる
前々から言っているが、真面目である必要が一切ない。真剣であることは素晴らしいと思いますが、真面目であ
-
魂を腐らせる習慣を今すぐやめるのだ
世の中には「魂を腐らせる習慣」が存在する。 By: Jevgenijs Slihto[/capt
-
怒りっぽいヤツは漫画でも音楽でもやればいいんだ
By: Navaneeth KN[/caption] エモーショナルな創作物が大好きだ。かっ
-
「やってみたい」を今すぐやめろ
やれ。とにかく今すぐやれ。 何を差し置いてでもやるんだよ。 やりたいならやるんだ。
-
「年上が年下に使う敬語」があまり好きではないんだ。
社会に出て数年経ちます。そんな生活のなか、年下の後輩にも敬語を使って話すことが多々ありました
-
中川淳一郎氏の語る「他人」論が素晴らしい
他人に期待する人生って虚しいぜ。そりゃ、そいつがお前の期待通りに動かないこともあるだろう。当たり
-
読書のメリット・デメリットを考える
By: John Liu[/caption] 読書していますか? 意識高い系の定番とな
-
本気を出すとか出さないとか、どうでもいいからやるしかない。
去る2015年。個人的にはいろいろと勉強になった年でございました。 ジ
-
【自由研究】砂漠から生まれるもの
カルロス袴田(@hakamad)です。普段熱心に環境問題を考えることは、正直そこまでありません。
- PREV
- 「真面目である」不幸が魂を腐らせる
- NEXT
- 怒りっぽいヤツは漫画でも音楽でもやればいいんだ