「真面目である」不幸が魂を腐らせる
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最終更新日:2016/01/16
人生について
前々から言っているが、真面目である必要が一切ない。真剣であることは素晴らしいと思いますが、真面目であることは本当に不必要なことであると感じている。
何が違うの、と鼻くそほじりながら思っている方もいるかもしれないので、なんとなく説明します。説明しないとブログにならないし、ブログを書かないと気持ちが悪くて寝れないのです。
真面目は他人本位で、真剣は自分本位である。
よくある真面目な人間の例として、品行方正で実直な人物像が挙げられますが、僕はそういう人間とコミュニケーションをしていて面白いと感じたことがない。
真面目であることを逆手にとって、逆に面白いと感じることはできるのですが、それはそう感じることができる自分の面白さに由来するものであるし、もっとヒドく言えば相手を見下した笑いだ。笑いにおいて相手を見下すのは分かり易い笑いであるけれども、あんまり気持ちのいい笑いではない。
最近、「なんでこの人間はこんなに真面目に生きているのだろう」と考えることが増えたのですが、それは真面目な人間が行動するにあたっての判断基準が自分自身ではなく、他人の目に依存しているからなんだろうなぁと思う。
他人の目を気にすれば、常識的な人間が出来上がる。常識というのは「だいたいおんなじかたちである」、ということだと僕は考えていて、そういう外圧に身を任せて生きていくと、存在そのものが「だいたいおんなじかたち」になる。
その反面、この人は面白いなーと思う人は、だいたい変なことを言っているし、行動に移している。周りの目を気にしていないから、常識の外圧から解き放たれて、変な形になっている。そういう人間が面白いなぁと思う。
「社会性がない」とか「社会生活不適合」とかいう文言を振りかざす人間が偉そうにしているのを見ると、「そういう風に生きたかったのに、外圧に負けた負け犬なんだろうなぁ」と悲しみを覚えてしまう。 そういう連中が口にする「常識」なんていうものにはかたちがない。「俺が考えた 最強の常識」みたいなフワっとした理論がこびりついて生きている。
そう考えると、真面目であることは不幸だなぁと思う。不幸というか、その人がとってきた行動や考えが色々堆積して出来上がった結果なんだから、自業自得ともいえるのですが、なんとも不幸だと感じる。それはその人にとっても、ひいては人間全体にとって不幸なんじゃないかと感じるのである。
「常識的に考えてありえない行動」というのは、別にありえない行動でもなんでもない。だって、普通に出来ることじゃないですか。それを「常識」とかいうゴーグルを通してみるから変な風にうつるだけで、本来人間がとる行動に良いも悪いもクソもない。変なのはむしろお前だ。
エロ漫画をエロいかどうか決めるのはそいつ自身だし、コマーシャルの力でもなんでもない。エロいものを取り締まる人間のなかにも、エロいモノという基準が存在しているわけで、だったらそいつも立派にエロいのだ。何の話かわからなくなってきたのでこの辺でやめようと思いますが、とにかく真面目にものを考えるのはやめておいたほうがいい。
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