「焦り」はいらない
人間は、焦る。様々な局面で焦る。
感情は人間にとって必要なものですが、「焦り」の感情はほとんどの場合必要ないと考えています。
不必要な焦り
不必要な焦り、というのが存在する。それは「空気を読んだうえでの焦り」です。
どういうことかといえば、たとえば周りで焦っている人間に同調した焦りです。
「なんかあのひと忙しそうでテンパってるから、自分だけまったりしてるのも悪いなー」という罪悪感から、焦りを演出している場合、身に覚えがあるかもしれません。この焦りは本当に無駄の一言です。
一見すると、空気を読んだだけの「演技」に思えるかもしれません。しかし、こういう不必要な感情の動きを演じ続けると、次第にそれはクセとなり、自己暗示に近い状態となります。これは僕の経験談です。
空気を読む人間、なおかつある程度の演技力を持ち合わせた人間は、この不必要な感情の自己暗示に陥るケースがあるのではないかと考えます。
焦っても改善しません
ものごとを為すうえで、焦りは不要です。焦ってものごとが上手くいったためしがないのです。
勢いだけの出たとこ勝負が上手くいくことはありますが、基本的にそれは運と実力の問題です。焦ったところでそれらのパラメータが強化されることはありませんので、焦るべきではないのです。
それでも焦ってしまうときは、思い切って「あぁ、俺焦っとるわ」ぐらいに達観してしまったほうがマシです。緊張している時も似たような感覚で何とかなります。
程よい緊張感や焦燥感は、スパイス的に効くこともありますが、過度なそれは逆効果であると言えます。何事も、ほどよくリラックスしているぐらいが一番うまくいくのです。
失敗しても死なない
何度も言いますが、ここ最近の僕のテーマは「失敗せよ」です。もう、しょっちゅう頭のなかの第2の僕が「失敗せよ…失敗せよ…」とつぶやいています。病気ではありません。そういう気分で生きています、というだけです。
僕が失敗したがっているのは、成功よりも失敗から学ぶことが多いから、という理由もあるのですが、もうひとつ。失敗を恐れすぎる自分自身をぶっ潰したいからにほかなりません。
創作活動においても、クソみたいな仕事においても、たいていの場合失敗しても死にません。命を賭して挑んでいる場合以外、失敗しても死なないのです。最悪、めっちゃ怒られて仕事を失うぐらいのケガで済みます。
でも、死ぬよりはマシなのです。死ぬよりだったら、怒られるほうがよっぽどいいです。手痛い失敗を経験すれば、自分がかなり強くなります。だから、失敗したら「よっしゃ!」とバカみたいにほくそえんでいた方が良い。そうすると、僕みたいなアホになれる。
しかし世の中、失敗することを恐れる人ばかりだ。悲しい。もっと失敗すればいいのになぁ、と常々思う。
関連記事
-
-
読書のメリット・デメリットを考える
By: John Liu[/caption] 読書していますか? 意識高い系の定番とな
-
-
嫌いな人との接し方が変わるただ1つの方法
By: Clemens v. Vogelsang[/caption] 人間、どーしても「コイ
-
-
怒りっぽいヤツは漫画でも音楽でもやればいいんだ
By: Navaneeth KN[/caption] エモーショナルな創作物が大好きだ。かっ
-
-
夕食抜きの是非と寿司ネタの話
晩飯ってそこまで重要じゃない気がしてきた。 晩飯の
-
-
やりたいことは全部やれ
By: Steve Wilson - over 7 million views Thanks !!
-
-
24時間生きてて「ネタがない」ってことはない
ブログにしても、漫画にしても「ネタがない」なんてよく言われる。書きたいけど、何について書いたらいいか
-
-
作品と同じくらい作者がコンテンツになる
ウイッス。 漫画描いてる人です。 リバーサイドティーンズ
-
-
雑な性格を直す必要はあるのか?
日々、なにかといえば大雑把にものごとを考えている。 雑な性格というものわり
-
-
オープンでいると何かが引き寄せられる
最近、いろいろ面白い人々とつながる機会が増えたなぁと感じている。ネットで憧れていた人だったり、漫画を
-
-
カップヌードルのような人間関係
カップ麺が基本的に好きじゃない。 そもそもそんなに美味しいと思わないのだ。好きな方には
- PREV
- 完璧主義よりもスピード感で生きていきたい
- NEXT
- 失敗したくない人間が考える「成功」の定義がダサい