ソシャゲがパチンコよりタチが悪い3つの理由
ソシャゲとパチンコは同じである。むしろ、ソシャゲの方がパチンコよりもよほど、タチが悪いといえます。
①ソシャゲの演出はパチンコ
久々にソシャゲなるもの(デレステ)に手を出して思ったのですが、あれのガチャの演出は完全にパチンコです。正直、ここまで同じもんになっていたのかとびっくりしたぐらい。
デレステでガチャを引きますと、アイドルの履歴書が入った封筒が演出として登場します。その封筒の色によって、レアリティが予告されるという仕組み。
青色だとSR以上、さらに刺繍入りだとSSR確定なのだといいます。
パチンコで青色だったらゴミみたいなもんですが、パズドラでは赤とか虹色がアツいらしく、よりパチンコナイズされているなぁという印象。
②ソシャゲは未成年も入店(プレイ)できる
パチンコ屋に未成年が入ることはできませんが、ソシャゲに年齢は関係ございません。スマホなり何なりの端末をもっていて、ネット環境があれば誰もプレイ可能です。
「親御さんに許可とって課金してね」とは言われますが、許可とったところで金をかけたギャンブル感は得られるだろうし、「レアがゲットできるかもしれへん!」という射幸心は頭に刻み込まれます。大げさでも何でもなく、パチンコ依存予備軍を作り出すシステムが、ソシャゲにあります。
③ソシャゲのリターンは「レア」
言い方は悪いですが、パチンコはまだ投資金額が換金システムによって戻ってくる可能性があります。法律的にはグレーですが、いちおう現状OKな行為として全国的に存在しています。
対してソシャゲへの課金で得られるのは「レア」。そして射幸心です。これって、パチンコの構造をより純化させた、より恐ろしいものに思えるのは僕だけでしょうか。
パチンコはアツい予告・演出がかかって、けたたましい光と音響によって大当たりが発生。パチンコの場合、ここから出玉というリターンがあって、いちおうはお金に換算できるもんが得られるわけです。
でも、ソシャゲはいわば、その「アツい演出(レアカード)」のみを得るために「アツい演出」を求めるように作られている。これって、パブロフの犬の進化系に他ならないですよ。
パブロフの犬「メシ出てくるやで!」→唾液ダラー
よく訓練されたパブロフの犬「唾液出るやで!」→唾液ダラー
ソシャゲユーザって、完全に後者の方に調教されていると思うのですが、どうでしょうか。
射幸心をダイレクトに頭に刻み込ませるシステムが、ソシャゲにあると思います。今の子供たちがどうなるのか、とても楽しみです。
とはいえ、この構造は今にはじまったことではないのは、遊戯王カード直撃世代の僕もよくわかっております。かつてのオッサンどもも同じようなことを言っていたでしょう。ただ、スマホゲームという形態が、年がら年中どこにいても課金が可能であるという点、いくら課金したかがわかりづらくなる方式をとっている点。その辺が新しいです。
ゲームには本来、見返りなんて求めるべきではないのです。それはパチンコやスロットなどのギャンブルが異常なんです。ゲームはゲーム自体に没入するためにプレイするものです。ですが、ある程度の節度は持ちたいものですね。
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