*

「機嫌が悪い」はクソ

公開日: : 最終更新日:2016/01/16 人生について

最近は忙しかった。忙しいという理由で物事に手をつけないヤカラのことが、僕はあまり好きではないのだが、自分のことなので多少は多目に見るところもある。

というかやはり、些事に悩まされる生活はあまり良いもんではない。もっと純粋な生活をエンジョイしたいもんだと思う。

前々から考えていることのひとつが、「機嫌が悪い」人間のことだ。

僕は、機嫌が悪いことを理由に他人に当たる人間のことをどうかと思っている。
機嫌が悪いことを理由に他人に迷惑をかけて許されるのは、赤子だけだ。

別に感情を殺せと言っているわけではない。人間だし、色々思うところがあって機嫌が悪くなるのはある程度仕方ない。

でも、せめてハタチ過ぎて「機嫌が悪い」ことを他人に悟られるというのはやめてほしいとも思う。それって物凄く、幼い。

機嫌が悪くなるような要因がある環境に身を置いているのは自分であるし、もっといえばその要因だって、機嫌を悪くするものとして捉えているのは自分でしかない。物事は捉え方次第だと思う。気にくわないと思うことでも、少し角度を変えて見てみるだけで許せてしまうのが、大人ってやつじゃあないのか。そういう人に自分はなりたいし、現に近づきつつある。

しかし悲しいかな、機嫌に囚われて貧乏くじみたいな生き方をしている人間って、思ったよりいるなぁと感じるのだ。いっぺん機嫌というシステムを見直してみてほしい。大したもんでは決してない。

他人を変えることはとても難しいように思えるけど、自分を変えるのは案外簡単である。自分から、「機嫌」とかいうしょうもないシステムを取っ払ってみると、いかに他人が下らないことで一喜一憂しているかが分かって、面白い。他人が青筋立てて怒っているのを、ヘラヘラ笑いながら見れるようになると、なんだか人生もとたんに豊かになると思う。

他人の感情に流されると、結局あんまり楽しくないのだ。だったら、「機嫌の悪い」他人は横目でスルーして、晩飯のことでも考えるのが有意義というものだと僕は思う。

関連記事

no image

希望の手触りを感じろ

坂爪圭吾氏の、『希望が与える力について』の話を読んでからというものの、「希望」というもののパワーにつ

記事を読む

嫌煙を沈黙(閉口)させる、タバコを吸うメリット

わたしはタバコを吸う。愛煙者といっても過言ではない。もらいタバコからはじまり、今では毎日平均20箱く

記事を読む

再生数・閲覧数が伸びないときのメンタルの保ち方

カルロス袴田(@hakamad)です。ボカロPをしています。   「数

記事を読む

『習慣の動物』になる生き方

例によって特に意味のない落書きです。   この記事にて引用されている村

記事を読む

no image

雑な性格を直す必要はあるのか?

日々、なにかといえば大雑把にものごとを考えている。   雑な性格というものわり

記事を読む

ビールは昼に飲んだ方がいい。健康のためにも

酒は夜に飲むもの、と誰が決めたのであろうか。   ビールなんてピスだ、(略

記事を読む

「こうじゃなきゃ駄目」って考えるのが駄目

By: zeitfaenger.at[/caption] 既成概念とか、常識といったものがあ

記事を読む

「面白さ」を絶対的な基準と考えて図解してみたので見てくれ。

      面白いものを作る人は、本当に世の中にいっ

記事を読む

no image

「焦り」はいらない

人間は、焦る。様々な局面で焦る。   感情は人間にとって必要なものですが、「焦

記事を読む

no image

続けることが才能という奴なのではないか

ワタミの社長はぜんぜん好きじゃないのですが、彼のいうことには一理あると最近思えてきた。ネットでもネタ

記事を読む

no image
読んだ本:六道の悪女たち

超面白いので全員読んでください。

no image
読んだ本:個人的な体験/大江健三郎

実体験をベースに書かれた作品とのこと。或る強烈な葛藤に苛まれ

no image
読んだ本:最後にして最初のアイドル

えらいよかったです。SF。ジャンル名に詳しくはない

「再利用されたコンテンツ」でYouTube収益化停止されたボカロPが復活までにやった対策

2018年末くらいから頻発しているらしい、「再利用されたコンテンツ」と

no image
保護中: 【FANBOX限定未公開曲】『きみと歌った歌を思い出せば世界なんて怖くないさ』

『きみと歌った歌を思い出せば世界なんて怖くないさ』という曲です。

→もっと見る

PAGE TOP ↑