「仕事をやめたら成功する」って発想じゃ成功しないと思うよ
公開日:
:
最終更新日:2016/01/16
人生について
ちくしょう!転職だ! みたいな感じでドーっとなってバキーンと仕事をやめてみたい願望って、誰しもが持ちえる気持ちですよね。僕もわかりますよ、その気持ち。
ただ、世の中にあふれる自己啓発系の本ですとかブログ記事を見ると、みんないっしょくたになって「とにかく仕事をやめろ!」みたいに言っているのはどうかと思うんですよ。っていうか実際どうかしてると思います。
「なんでや! ワイ仕事やめたいやで!」
いや、その発想が多分ダメなんですよ。「仕事をやめたら成功する」なんて、発想が貧困です。
もちろん、仕事をやめて起業するなり何なりして、上手くいく人はいます。でもその人がうまくいったのは、けっきょく事業のプランがしっかりしていたというのもあるし、コネクションも多少あっただろうし、あとは運という最大の不確定要素も味方につけた結果だと思います。
「とりあえず辞めてみた」というフットワークの軽さはとても良いと思いますけど、「仕事をやめれば成功するんだね!?」という妄信的な姿勢はウンコです。
よく考えてみてください。「仕事をやめたら成功するらしい!」という発想は、「ブログやれば儲かるんだ!」というノウハウ真に受け型の人間がする発想なんですよ。「どういう風にやるか」というのが欠落している。そこんとこを本来、もっとも考えなくてはいけない部分だと思います。
で、この「どういう風にやるか」というのがもっとも面白い部分にも関わらず、そこで他人に判断をゆだねていたら、それは結局あんたが一番ヘイトしていたサラリーマンと構図はまったく一緒だよ、とそういう風に思えるのです。それって、イヤじゃね?
ウマい話は無い!
要するに言いたいのは、世の中にウマい話なんてないのです。あるとすれば、それはウマい話を仕掛けている側だけが享受できる甘い蜜なのです。もちろん、ウマい話を仕掛けている側はそれなりに苦労してウマい話がウマい話に見えるように仕込んであります。奴らも努力はしてるんです。いちおう。
だからこそ、「仕事やめよう!」とか「サラリーマンから自由の身に!」なんて謳い文句は信じない方が面白いですよ。そんなもん、「自分がパンピーですゲヘヘ」みたいな宣言とまったく同じですから。
それよりも、もっと自分という人間をナマで晒してキズだらけになってブログでも書いたほうが儲かります。これは僕に一銭も入らないのでウマい話ではないです。
世の中には、坂爪圭吾みたいに世界で一番面白いホームレスもいるんです。彼の生き様を見ていると、もっと面白くなりたいなーと思います。
関連記事
-
-
数をこなすと成長しやすい3つの理由
ギガジン先輩によれば、質よりも量をこなした方が上達が早かったという実験結果が出ているようです
-
-
成長するにはマゾになるしかない
僕は練習が好きだ。もっといえば、練習している自分が好きだ。もう、ハタから見ればほんとうに気持ちが悪い
-
-
「会社員は何やかんやで楽」だと思う3つの理由
世の中、猫も杓子も会社員だ。独立して仕事をはじめます、なんて言い出すもんなら即座に変態扱いだ
-
-
お前らイケダハヤトにつまんねぇって言われてるぞ、どうすんだ
またケンカを売ってみたよ。/ サラリーマンブロガーの記事が超つまらない理由 : まだ東京で消耗し
-
-
なにが「面白い」か分からないひとへ。作品への情熱をとりもどす3つの提案
どうも、カルロス袴田(@hakamad)です。 創作してると、面白い作品っていったい何なのかが
-
-
【自由研究】砂漠から生まれるもの
カルロス袴田(@hakamad)です。普段熱心に環境問題を考えることは、正直そこまでありません。
-
-
社会人は趣味の時間がない←これマジ?
社会人になると、仕事に忙殺されて趣味の時間がなくなる。 ってマジな
-
-
漫画家はもっとセルフブランディングするべき
セルフブランディングって何だよォォォォ!!!! という声も聞こえてきそうなので、説明いたします。別
-
-
「面白さ」を絶対的な基準と考えて図解してみたので見てくれ。
面白いものを作る人は、本当に世の中にいっ
-
-
やる気が出ない。やる気の出し方を考える
やる気の出ない時ってどーしたらいいんだろうか。 いつもいつもこの問題については考えさせられる。