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朝なんて働きたくないし、働くべきではない理由

公開日: : 最終更新日:2016/01/16 人生について

世の中、8時とか9時の始業が当たり前となっております。僕もいちおうサラリーマンをやっていますのが、シフト勤務なので午後から働くってことが珍しくありません。

 

 

最近顕著に思うのですが、人間は午前中のはよから働くべきじゃないと思うのです。少なくとも僕は、午後から働いた方がめっちゃ捗る。その理由を、睡眠時間と絡めて考えてみた。

 

(画像はこちらから)

午前中は働くべきではない

カラパイアの記事によれば、人間の生活リズムと午前中の始業とは合致したリズムではないのだそうです。いわく、高校生ぐらいは10時から、大学生は11時くらいから始業した方がパフォーマンスが良いらしい。ソースはオックスフォード大学の研究だとよ。

 

 

僕も常々思うのですが、睡眠時間を削ってまで他人のために何かするというのが、腑に落ちない寝てからやれよと思う。午前8時とか9時とかに起きてまで、他人のために活動するというシステム自体が狂気の沙汰であるとしか思えないのだ。奴隷だと思う。

 

 

たとえば、8時に仕事がはじまって14時くらいに家に帰れるならば話は別だ。でも、日本の会社ってだいたいそういう風にできていない。むしろ、早く出社しようが遅く出社しようが帰宅時間はだいたい同じなのが日本の会社の狂ったとこなので、だったら遅く出た方が幸せになれる。それだけ労働時間は減るからである。

 

 

夜遅く家に帰って、「明日も8時か…」なんて思いながら眠りについて、仕事に対するモチベーションだとか愛着だとか、そういうのは持ちえるはずがないのである。よっぽど好きなことを仕事にしている人間なら別だと思いますが、たいていの人はそうじゃないし。およそ世の中の人間の大半が「やりたくないこと」を仕事にしているわけで、だったらいっそのこと全員11時からしか仕事しちゃいけませんという風潮が出来てしまった方が楽である。朝起きて店に行っても「誰もいねー!」みたいな。世の中、そんなもんでいい

 

 

朝型勤務のサービス残業化なんかも、うんざりしてくる。始業時間前に準備して~って奴だ。アレも狂っている。病気だ。

 

 

人間寝たほうがいい

寝ないで働く、というのはもう世の中にいらないと思う。徹夜や睡眠不足ほど、パフォーマンスの落ちる状態はないからです。寝る間を惜しまなければいけない状態というのは、やり方が圧倒的に間違っているとしか思えません。まるで今の社会のように。求められる結果に対して、方法論がクソすぎる。会社員の労働環境って多くがそんな状態だと思う。

 

 

ちゃんとメシくって寝て、余暇を楽しんでこそのパフォーマンスというものでしょう。だからこそ、休憩せずにとか、眠らずにやるとか、そういうのはもういらねーと僕は思います。そうなっている状態は、正していくべきです。

 

 

社会はもう便利じゃなくていい

日本人の労働時間がここまで長いのは、端的に言ってサービスに対して過剰な強迫観念があるからだといえる。顧客は神様であると妄信し、とりあえず対応するために長い時間拘束されていれば文句言われねーだろ、という昭和のオッサンが作り出した価値観で今日もサラリーマンは戦っている。

 

 

誰もが思っているけど、もうそこまで社会は便利じゃなくていい。便利になればなるほど、人間が苦労しているなんてパラドックスにも程があるじゃないか。これに関しては、昭和の価値観を作った奴も悪いし、それを変えようともせず思考停止している人間も悪い。コンビニが24時間やっていなくても、人間は死なないし、電話対応をしなくても人間は死なない。ただちょっと、誰かがなんとなく困るだけだ。

 

 

社会の風潮が、もっと適当になればもっと楽になるし、生産力を減らしてもストレスがない社会のほうが僕は良いと思う。むしろ、ストレスをなくして知的労働に時間を割いたほうがよっぽど世の中をよくするものが生まれると思うのですよ。

 

 

そういう点で、ECスタジオという会社は凄いなぁと思う。営業はぜんぶwebサイトの広告で行っているから営業マンがいないし、顧客とはメールでやりとりするから会社に電話機がないらしい。更には、その理念(社員第一)に賛同してくれるお客さんのみを相手にするから、自分らのポリシーを曲げる必要がない。それで回る会社もあるのだ。

 

自分らを嫌いにさせない努力よりも、嫌ってくる人間と付き合わない精神の方がよほど大事だ。日本の社会はどうも、八方美人になりたがって、他人から見た都合ばかりを重視している気がする。それってものすごくさもしい生き方のような気がしてならない。

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