「ネットビジネス」から考える仕事という邪教
公開日:
:
最終更新日:2016/01/16
人生について

By: John Ward
「ネットビジネス」という言葉が
あんまり好きじゃない。
「仕事」は結果でしかなくね?
その理由は簡単っす。
なんかエラそうだからに他ならない。
「ネットビジネス」実践者は言う。
「アフィリエイトは小遣い稼ぎじゃなく、仕事。
ビジネスという視点をもって取り組みましょう。」
まぁそりゃたしかに、
月数十万とか数百万とかのアフィリエイト報酬を得られる人々は、
アフィリエイトを遊びでやってる人間ではなく、
血の滲むような努力をしてそこまでたどり着いた、
というのは分かる。
したがって、
その努力を「仕事」と呼びたくなるのもわかる。
それでも僕が「ネットビジネス」という言葉が好きくないのは、
単に「ビジネス」だとか「仕事」だとかいう言葉が、
単純に好きじゃないからなんだと思う。
「仕事」ってそんなに大事なもんなんだろうか。
「仕事」じゃなければ真剣じゃないのだろうか?
という話になってくる。
仕事になる、というのは
金になる、ということだと思うんだけども、
それって取り組んだうえでの「結果」でしかないわけじゃない。
真剣に取り組んだ結果として、それが仕事になった。
と言うほうが僕は正しいと思いますよ。
仕事礼賛という邪教
今の世の中は、
食っていくために仕事をする、
という生き方が当たり前になってるんだけど、
どうもその流れが「仕事」に対する考え方を凝り固まらせているような気がしてならない。
いわば、「仕事礼賛」といったようなレベルまで、
仕事の神格化は進んでいる気がする。
そしてその神格化は「邪神」
ないしは
「邪教」
といって良い程度にまで進行してるんじゃねーか、
とまで感じる。
大半の人間は、
仕事をする→金になる
というスタイルでしか生きていけないので、
仕事そのものが美徳であり尊いこと、
と言われるのだけれど、
極端な話をすればベーシックインカムが実現すれば、
仕事なんて誰もする必要がないじゃないか。
もし仕事をしなくても生きていけるようになれば、
すすんで仕事をしたがる人間は間違いなく減るだろう。
そうなったときに、
果たして仕事は、
従来の意味と同じ意味で「仕事」と呼ばれ続けるのだろうか?
好きでやってることなんだから、
それって「遊び」と同じになるんじゃないのか?
仕事仕事って言いますけど、
本質的には仕事も遊びもほとんど同じな気がするよ。
ただ、報酬が発生するかどうかという結果の差だけが違う気がする。
会社員なんてロールプレイングじゃないですか。
社会において、ある役割を演じるって意味で。
リアルマネー報酬ゲームですよ。
そんなに仕事を深刻に捉えなくて良いんじゃね?
と思ってしまいます。
関連記事
-
-
承認欲求と『嫌われる勇気』。他人の評価が気になるひとへ
世は「大承認欲求時代」ッ!! カルロス袴田(@hakamad)です。世はまさにそんな時代。
-
-
オープンでいると何かが引き寄せられる
最近、いろいろ面白い人々とつながる機会が増えたなぁと感じている。ネットで憧れていた人だったり、漫画を
-
-
節約の方法について思うこと
金について思う事。 金は使わないと減らない 当たり前ですが、金を節約
-
-
たいていの悩みは残念ながら、金で解決できる
By: Pictures of Money[/caption] たとえばあなたの傍らに、10
-
-
飲み会を飲み会以外の目的に使う奴は家に帰って寝ろ。
忘年会シーズンですね。みなさんの飲み会は楽しいでしょうか。 僕は半
-
-
嫌いな人との接し方が変わるただ1つの方法
By: Clemens v. Vogelsang[/caption] 人間、どーしても「コイ
-
-
禁酒を解除して変わったこと
By: Emiliano De Laurentiis[/caption]
-
-
「男が結婚したくない理由」を結婚する気のない男が赤裸々に話そう
By: Katsu Nojiri[/caption] 結婚したくない男の考え方 アラサー男子が
-
-
【自由研究】砂漠から生まれるもの
カルロス袴田(@hakamad)です。普段熱心に環境問題を考えることは、正直そこまでありません。
-
-
結局みんな、自分の話がしたくてたまらない
自分て性格が悪いなーと実感するのは、他人の話を「聞いてやってる」みたいな意識になっている時で
- PREV
- 睡眠時間の最適化・早起きの効果とメリット
- NEXT
- 他人の文句を言ってるヒマがない