頑張れDroog
公開日:
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最終更新日:2016/01/16
音楽について
(画像はこちらより)
Droogを初めて聴いた時の衝撃といったら、けっこうなもんだったと記憶している。「なんていい歌い方なんだこのガキ!」と思った。
ルックスも非常にいい。ともすればビジュアル系、でも間違いなくパンクと分かる感じで。そんなこんな考えているうちにメジャーデビューしたDroogの曲はこんな感じになった。
だいぶ甘い感じになりましたね。アルバム終盤あたりにこういう泣きメロが入っていると、グっときます。音がきれいになった日本脳炎みたいな、そんなセンチメンタル感。
そして、変化はより顕著になっていく。
これはマズい。
具体的に言うと、曲がマズい。カッティング全開のギターとか、詰め込みまくったドラムとか色々と、いわゆる売れそうな要素がけっこう詰め込まれている。
でも、それじゃ売れないんだよ、という分かり易い例になったのではなかろうか。要素はある、だがそれだけなのである。このバンドがこの曲をやる必然性をまるで感じない。悲しい。
こういう曲はその辺のライブハウスでやってるあんちゃんたちに作らせておけばいいのだ。Droogがやるべき仕事ではない。
妙に音が良くなって、空間を感じるようになってしまったのも寂しさの原因と思える。Johnny & Viciousみたいに、あえて作ったっぽく聴こえないでもない空間なら良いのですが、In A Ghost Worldにおける空間はマズい。
Droogに求めているのは、モノラルで音がクソ汚くて、どんだけマイク近いんだってぐらいのボーカルだ。
頼むよエイベックス。
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