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結局みんな、自分の話がしたくてたまらない

公開日: : 最終更新日:2016/01/16 人生について , , ,

自分て性格が悪いなーと実感するのは、他人の話を「聞いてやってる」みたいな意識になっている時です。これはわりと申し訳ないのだけれど、会話の最中にふっと、我に返るという感覚に近い。「こいつの話していることはどういう意図なんだろう」というように、会話の表面から相手の目的を探ってみたくなる。

 

 

というように、性格の悪い話の聴き方をするようになると、他人が結局、「自分の話をしたくて話をしている」のだと気づく

 

 

悩み相談

時折、悩み相談のような機会を設けられることがある。僕もそういう時には、悩みというか待遇への不満のようなものを漏らす。言わないより言ったほうが、当然伝わることも多いし、自分としてもすっきりするからです。

 

 

そんな相談に対して、「あーわかるわ、俺もさ…」という語り口が返ってくると、「あ、始まった」と思う。なんなら若干嬉しくなる。「この人も、自分の話したいんだなー」と。もちろん、悩み相談という場において、噴出してきた悩みを受け止めるためのクッション的な役割に、自分の例を使おうという目的であることはわかる。でも、そこで僕が「相談者」から「聴き手」へと瞬時に回ることで、相手はボロボロと自分語りを始めるのだ。これが面白い。

 

 

その時点で、悩み相談というものは半分終了して、「俺も頑張ってるから、頑張ろうよ」という応援ソングのような会話に成り代わる。もちろん、僕としては「はい、オッケーです」みたいに、受け止めるぐらいしか反応の仕様がなくなる。ごく普通の他人の体験談で、悩みが改善するということはほぼほぼない。なので、この時点で悩み相談としての性格は失われるのだ。残るのは、相手の自分語りのみ。でも、それが面白いので別によい。

 

 

「話をさせる」余裕をもった人

なぜ、自分語りが止められないのだろうか。僕はブログを書いたり漫画を描いたりといった形式で、日常的に自分語りをしているわけですが、もしかしたらそういう場が会話以外にない人は、自然と日常会話で必要以上の自分語りをしてしまうのかもしれない。いわばデトックスの場がない。自分語りの場を探しているのだ。

 

 

もちろん、自分の話をしたい、というのは当たり前の欲求だと思うし、必要なことだと思う。アウトプットはデトックスであり、排泄である。身体にとって必要。

 

 

ただ、僕としては「話せるけど話さないで、武器を隠し持ったまま相手の話を聞いてる」状態が、カッコいいなーと思う。ともすればこれは、相手を見下した態度にも繋がってしまうのだけれど、あくまでリスペクトをもって、相手に話させるというのが重要だ。そして、楽しい。

 

 

前々から、「余裕のある態度」であるとか、「人間としての器」について考えることが多くなった。そして、自分の器というものが、どれだけの容量をもっているのか疑問に思っているので、コミュニケーションの場ではあえて、自分を試すようなスタンスで臨んでいる。僕は、「余裕のある人間」はカッコいいと思うし、尊敬に値すると考えている。

 

 

今回のような例でいえば、「余裕」とは、相手に「話させる」包容力をもった会話のできる人間に宿ると思う。あんまりいないんだけど、たまにそういう余裕をもった人間と会話をすると、「おーやるなー」と思う。本当、ほとんどいないけど。

 

 

この「余裕」の基準は、僕が勝手に考えて当てはめてる基準でしかないので、他の人にそう当てはまるもんじゃないとは思うのだけれど、これからもしばしば考えてしまう基準になるんだろうなぁ。他人に期待はしすぎず、たまに考えてみるぐらいでちょうどよい。他人に多くを求めると、自分が失われる

 

 

追伸:最近、3月のライオンをまとめ買いしました。才能と孤独に苦悩する、少年の話です。

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