再生数・閲覧数が伸びないときのメンタルの保ち方
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人生について
カルロス袴田(@hakamad)です。ボカロPをしています。
「数字」に関してはメジャー級の数字を出してる人でさえたぶん悩んでいると思います。
大なり小なり、みんなの懸案事項であることは否めません。
なのでわたしのような木っ端がどのようにして、数字とつきあってきたかを書き記します。
みてもらえる環境を選ぶ
まずここがめっちゃ大事です。超絶に大事です。
わたしが漫画をやっていた頃、編集さんとネームのやりとりをしておりました。
雑誌に載るためには編集さんのOKをいただかないといけません。
作っても作っても世に出ない、ということが往々にしてあります。
なのでおそらく9割ぐらいの漫画家志望がここで心が折れてどっか行きます。(生きろ)
そして結局作品は世に出ない。
これは非常にもったいないなーと思うのです。
雑誌に載るレベルと判断されなくても、今はネットで作品を発表することが可能です。
で、ここからが「環境選び」の話。
ネットに上げたからといって見られるわけではない、というのは割とお分かりの方が多いと存じます。
そこで、自分のやりたいことに合致したコミュニティ(環境)を探してみる、というのが必要になってきます。
ブロガーでしたら、ブロガー同士が積極的にツイッターでRTをしてくれたりします。
二次創作だったらハッシュタグをつけて共有しやすくするのもよいでしょう。
ボカロ楽曲だったらニコニコ動画が未だに強いです。新曲を発掘しようという動きも活発なので、大勢の目に触れる機会はとても多い。
そういったコミュニティをまず見つけることで、自分の作品を見つけてくれる人たちへと提示してみましょう。
見つけてもらえたら、メンタルが報われます。ひとりでずっと続けるのはけっこうしんどい。
見てくれたひとの「1」を大切にする
そうやっている内に、ぽつぽつとみてくれるひとが見つかったりします。
これはとてもうれしいことです。飛び上がるほどにうれしい。(実体験です)
みてくれるひとがいるとわかると、モチベーションに繋がります。
わたしもOhSOS!!!という曲が1000再生されて「こんなに見てくれるひとがいたのか!」と狂喜乱舞して、次の曲をこしらえました。
この時見てくれたひとたちがいなければ今の自分はいません。
この時の1再生と今の1再生も、まったく同じ1再生です。
ツイッターのフォロワーも、ひとりひとりの価値は変わりません。
少なからず誰かがあなたの作品に興味をもってくれた、という「1」なのです。
作品投稿をつづけていると、数字の伸び悩みみたいなものを気にする時がきっときます。
でも、それはあくまで自分以外の基準と比較したときの「傾向」にすぎません。
自分と自分の作品にとっては、100再生でも10再生でも1再生でも、立派な進化です。
すごいですよね。だって再生数って減らないんですよ。増える一方。右肩上がり。ヤバい。
ほかの作品と比較して考えてみるのも勉強にはなりますが、そこを最重要な価値とするのはメンタルにあんまりよろしくないとわたしは思います。
ちいさく積み重ねていくことが何より確実です。
炎上商法とかすんなよ!(たのしい話題作りならいいと思います)
参考記事
◆数字よりもエモい人々を大切にしたいという話
自分がこころから「楽しい!!!」と思えるものをつくる
最終的にはここにいきます。
自分の作品に謙遜する必要はないです。
ひとに褒められたときは「ヘッヘwwwフヘwそんなことwwwあざますwww」となりますが、やっぱり自分の作品って好きだから作ってるわけじゃないですか。
で、やっぱり楽しいと思いながら作ってるモノって伝わると思うんですよ。
「音楽つまんねぇー!!」って言いながら作ってるミュージシャンはいないと思いますし、「つまんねぇなぁ~俺の文章」って言いながら書いてるライターはいないと思うんです。本当は。
楽しくない、と感じる理由があるとすれば、どこかで「他人の基準」に合わせすぎていることを疑うべきかと思います。
たとえば「本当はもっとゆとりのある曲にしたいけど、BPM上げないと再生数取れないかもな…」みたいな。
たとえば「本当は主人公を転生させたくないけどなんか流行ってるし転生させないとな…」みたいな。
(※ぼくは早い曲がつくりたくて作っています。ドラゴンフォースイズムです。)
ヒットした作品って、結果からみれば「ヒットする要素」が多く含まれているように思えますが、たいていそれらは後付けであることが多いです。
拙作ですが、ウン十万再生された『ちがう!!!』という曲も、最初は「早くてゴキゲンなナンバーを発射してやるぜ!!」というワクワク感から出したに過ぎません。
ありがとうございます。
なので、「この楽しさをOSUSOWAKE(おすそ分け)しちゃうぜ!!!!!!!」という気持ちで作るのがいちばんメンタルによいと思います。
楽しければ続くので。
参考記事
◆なにが「面白い」か分からないひとへ。作品への情熱をとりもどす3つの提案
まとめ
長々と書きましたが、結局メンタルを保つことでなにが有益かって、「続けられる」という一点に尽きるのです。
何事もそうなんですが、作品ひとつだけ作って大ヒット、みたいなことってありません。
続ければ続けるだけ経験値が貯まりますし、見てもらえる作品数も増えるわけです。
たのしさを共有しつづけるためにも、何か参考になれば幸いです。
おわり
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