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段取りしない、したくない人へ―段取り神格化はダサい

公開日: : 最終更新日:2016/01/16 人生について

僕は段取りが嫌いだ。

段取りに出会ってからというもの、段取りというものに成功する気がしない。

また、段取りというものを成功させたいともあまり思わない。

 

段取り崇拝

しかしどうやら、世の中は段取りを珍重する傾向にあるらしい。

AをするためにはBの準備が必要で、並行してCの作業を進めておくことで効率が良くなる、みたいな考え。

それが世の中の段取りとやらの正体なわけで、ビジネスやらなんやら、とにかく段取りが重要視されているように思える。

 

現に、段取りに関して「しない方がよい」と言っている文献はあまり見ない。

「仕事は段取り8割」みたいな文言もよく言われていると思う。

段取りをきちんと行って、残りは効率よく進めることで作業スピードが捗るからなんだという。

 

うぅむ。

 

段取りしたくない人

でも世の中には、ありふれた言説を否定したがる人間もいるもので、その中の1人が僕のような人間だ。

とにかく段取りをしたくない

それはなんていうか、段取りをすればするほど、実行から遠ざかるような気がするからなのだ。

 

確かに、青写真を思い浮かべることの効果は否定しない。

漫画だってネームがあるし、作曲だって鼻歌からはじまる。

だいたい完成図のイメージというのは、虫食いであれども、なんとなく浮かぶものだ。

 

でも、1から10まで、段取りをしたとして、それが完遂されることってあるんだろうか?

 

大抵の作業って、予期せぬアクシデントとか、または嬉しい発想の飛躍によって少しずつ変わっていくものなんじゃないだろうか。

そして、その「予期せぬ変化」こそがモノを作っていく面白さのエッセンスであることは間違いない。

思い描いた通りから、ほんの少しでも逸脱することが面白さである。

 

段取りそのもの自体がクソだ、って言いたいわけじゃなくて、段取り崇拝はいかがなもんか?

と僕は言っている。

 

吸血鬼を倒しに行くにあたって、急にゾンビやドラゴンが現れるのが冒険の醍醐味だし、その都度戦い方を考えなくてはいけない。

それこそが面白いんじゃないんだろうか。

 

段取り崇拝は、ゲームオーバーだけを極端に恐れているような、そんな攻略法に思えるのだ。

僕はもっと、ゲームそのものを楽しみたい。

段取りも、「安パイにベットしている」ことに変わりはない

段取りは「予想」だ。

高確率でこうなるだろう、という点に賭けるというのが段取り。

現実的には、日常生活における段取り=予想が外れるってことはなかなかないのかもしれないけど、少なくとも100%じゃないということを意識しているだろうか。

 

とりわけ、相手が人間であるものに対する段取りなんて、本当にギャンブルに近いと思う。

相手が常識というコードに従って動くという前提で段取りを組むけれども、そもそもその常識自体が食い違っている場合なんてザラだ。

 

予想がハズれる前提でしている予想なら、対応力もあるだろうけども、せめて段取りをするならフットワークは軽くしておいた方が良いことだけは言っておきたい。

 

 

段取りの方法

こんな僕でも、いちおう段取りの方法は心得ている。

その一つが、「逆算して考える」という単純なものだ。

 

「12:00にスーパーに到着して醤油を買う」ことが目的だとすれば、醤油を買う金が財布にあるかどうかを確認して、家からスーパーまでの時間を逆算して、時間を確保してから行けばよい。

問題が複雑になっても、基本的にやることは一緒だ。

ぜんぶ逆算すれば済む。

 

でもそれは予想だ。途中でいつもの道が工事している可能性だってあるし、スーパーが閉まっていることだってある。

 

要はそこで別の醤油の入手方法であるとか、そもそも醤油じゃなくて他に代用できるもんを探す料理スキル・知識だとか、そういうもんの方が人生においては重要なんじゃないかと思うよ。

だから、段取りだけがすべてじゃないということは言いたい。

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