読切『鋼鉄魔人ガルガンチュアの怪』のネーム晒します。
公開日:
:
最終更新日:2016/01/16
カルロス袴田の漫画
少年ジャンプルーキーという漫画投稿サービスに、漫画をアップしました。鋼鉄魔人ガルガンチュアの怪、というギャグ的な作品になります。
本編はこちらからどうぞ。(上の画像からでも飛べますトベマス)
ネーム晒し
という告知だけでは面白くありませんので、ネームでも晒してみましょう。
微妙にセリフとか違ったり、足されたもんとかもあります。ヒマなときに比較してみると面白いかもしれません。
『鋼鉄魔人ガルガンチュアの怪』製作記
7月28日、仕事前の40分くらいでネーム。銃の設定のみ出来ていて、ガルガンチュアという名前もデザインも、すべてが思いつくままに描き殴りました。
その後、高熱に苛まれ、製作ストップ。
10日あたりから作画に入り、ひーこら言いながら珍しくせっせと作画。13日に完成。背景の資料のため、近所に撮影に行くなど、目覚ましい努力をみせました。
未熟な人間が漫画を描いているとよくあるのですが、「あれ、この描き方いいな!」と感じる描き方を発見してしまうと、それまで描いていたものすべてにソレを適用させたくなってしまいます。今回は、ペンタッチを後付けでつける、という作業にどハマりしてしまった結果、全ページに手を入れまくった次第です。
素晴らしい成長を遂げた、みたいな書き方しましたけど、ペンタッチをつけるのなんて初歩もいいとこなので、良い子のみなさんは最初からきちんとペンタッチをつける作画をしましょう。僕はアホなのです。
ペン入れは筋肉
以上の未熟っぷりを踏まえてのことですが、「ペン入れは筋肉」だなぁと実感いたしました。どういうこっちゃねんと思われそうなので、説明します。
見栄えのよい描き方は、基本的に経験値の積み重ねと、閃きによってもたらされます。まるで天啓の如く。でもそれらは、一度体験しても次に反映されるとは限らない。唯一、レベルアップした描き方を継続させる方法が、描きつづけることなのだと思います。
よく言われることですが、「プロでも1日ペンを握らないとペンタッチが衰える」なんてお話があります。これは筋トレと同じだなぁと思った次第です。僕は筋トレしないので言葉に重みがないですけど。
改めて思いますが、僕に才能はない。
とにかく、描きつづけるしかないのです。才能のない人間に唯一許された方法は、「漫画を描く」ことと、「漫画を描きつづける」ということ。たったそれだけです。でも多分、それが出来ると何やら凄いことになるんじゃないか、と僕は思っております。
継続は力なり、という手垢のつきまくった言説があります。多くの人は「ただ続けること」が継続であると、勘違いをします。しかし実際はそうじゃないのです。
「継続」とは、「没頭し、試行錯誤を重ね、時に血反吐を吐きながらも、それでも楽しいと感じてやり続けること」なのです。だから頭のオカしい人のことを言います。武士道とはシグルイなり。
天才とは、それが生まれながらに出来る人。凡人とは、それに気づかなくてはならない人。その差だと思います。
まぁ深刻になるのは良くないので、とりあえず漫画を描くのが今回もめっちゃ楽しくて、何よりだなぁと感じます。楽しくなくなったら辞めます。辞めてパンクロックをはじめます。その時はライブハウスで会いましょう。
ここ数か月の僕のアンセム、RHYMESTER『K.U.F.U』。
「武器はたゆまぬK.U.F.U(工夫)!」というフックですとか、MUMMY-Dの「そうか、俺は天才じゃないんだ/逆に 俺にゃ限界はないんだ」というラインとかは、本当に毎日のように脳裏に浮かんでおります。
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