どうすれば人間は曲が作れるようになるのか?
カルロス袴田です。ボカロを用いた楽曲を製作しています。
今回は「どうすれば作曲が出来るようになるのか?」というのを考えてみたいと思います。
わたしが作曲できるようになった理由
まず自分がどうやって作曲をできるようになったのか、というのを思い起こしてみたいと思います。
17ぐらいの時にギターを手に入れまして、毎日弾いていました。
でもその時は、曲を覚えるんじゃなくてひたすら基礎錬をしていました。
曲を覚えるようになったのは、大学行ってサークルに入ってコピバンばかりやるようになってからです。
年間10回くらいライヴがあって、1回のライヴで5曲~10曲くらいは演奏していたように思えます。
その都度全部新しく覚えた曲、というわけではございません。何回も同じやつをやったり、たまに違うのをやったりしていました。
で、そんな生活をしているある日、「作曲してビデオ作ったら単位がもらえるらしい」という話をききつけます。
そんなバカな、と思ったのですが本当にもらえました。よかったです。
そんとき気づいたんですけど、めっちゃコピーやってたら作曲できるようになってたんですよね。
真似してたらなんとかなる
なんでコピーして作曲が出来るようになっていたのか。
といいますと、バンド音楽の基本的な組み立て方がわかったからなのですね。
ドラムがズッタンズタンと鳴り、ギターがジャインと鳴り、ボーカルが喚いていればロックの完成です。おめでとうございます。
ギターでいったら、CDとか音源聴いて「あーここはアルペジオなんだな」とか「ブリッジミュートだな」とか、コピーやってるとそういうのがわかるようになるのです。
好きな音楽がどういう楽器を、どういう風に鳴らしているのか、というのを理解すると作曲は出来ます。
あとは好きなものをいっぱい聴く
好きなものをいっぱい聴いて、鼻歌でも歌ってれば覚えてきますよね。
そうすると、日常生活で「これ曲にしたいな」というメロディがふんわりと浮かんだりするかもしれません。
もしくはいい感じのリズムとか。
そういうのを増やすべく、好きな音楽を増やしながらたくさん音楽を聴くといいです。
できたメロディが「なんか似てるな」と思ってしまったら、頑張って似ないようにしましょう。
音階は1オクターブに12個しかありません。カブることはあります。
仕方ないです。今の音階が定まってからの歴史に対して、人類がつくった曲の数は多すぎます。
そりゃカブるってもんですよ。
そういう時は頑張りましょう。
今の時代「聴けない」ってことはないです。便利。
音感とか理論っているんですか?
あった方がいいですが、僕は絶対音感(ヤバいやつ)もないし相対音感(プロが後天的に持ってるやつ)もないです。
理論は最近ちょいちょい勉強しました。なのでキーの構成音とかはそこそこわかります。
が、全部を網羅しているわけではないので穴だらけです。
でも曲は作れます。なんでかというと、音を鳴らせるからです。
ただそれだけじゃい!!!
…とは言ったものの、キーにあったボーカルの音程ぐらいは早めに勉強しとくと良いかもしれません。
僕の昔の作品は、キーとかわからないで曲作ってたので伴奏と歌が不協和音になったりしています。
ぱっと聴いた感じそうでもないですけどね。数年たちますけど未だにその程度の音感でやってます。
ただ、そこで気になる人は気になるので、最低限音程は合ってたほうがいいと思います。
「理論からやる」のはオススメしてません
理論からやると色々大変だと思います。
いきなり「ダイアトニックコードを覚えよう」とか言われても普通の人は「ダイアーさんってディオに氷漬けにされて死ぬ人でしょ?」としか思えません。
理論はある程度楽器や曲を弾けるようになってからでいいと思います。
音楽を楽しみましょう
とりあえず楽器ひいて鼻歌でも歌ってりゃいいんですよ。それが曲です。
ボンゴでも机でも空き缶でも叩きながら「ヘーーーーイ!!!!」っつってりゃ音楽ですよ。
まずはそういう風に楽しむことからはじめたらいいと思います。
特に今の時代、友達なんぞいなくても楽器とソフトがあればバンドも組まなくて済みます。
楽器とインターネットが友達です。
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