DTMのはじめかた~クソみたいな曲をつくろう~
僕は音楽を作って遊んでいるんですけど、その作業9割がPC上で完結しております。いわゆるDTMというやつです。
(Dou Tei Mame)童貞豆ではなく、デスクトップミュージックということだそうです。
DTMのはじめかた
必要なもの
・パソコン(ないと無理)
・DAWソフト
・ソフト音源
以上みっつほどあれば、とりあえず音楽はつくれます。それぞれがいったいいかなるものなのか、という説明を少しします。
パソコン
パソコンはパソコンです。
DAW
DAWとは、DTMをするためのソフトのことです。絵をかくためのソフトにおきかえるとフォトショップとかクリップスタジオとかSAIとか、ああいったモンと考えてもらえればよいです。もっとわかりやすくいえば、パソコン上に個人スタジオを立ち上げるようなソフトともいえます。
僕が使っているのはCubaseというソフトです。中田ヤスタカ氏といっしょ。ドイツ製作・ヤマハ販売というイカした素性のソフトです。他にもProToolsとかSONORとか、アップルだと最初からガレージバンドというのが入っていたり、Logicというソフトがあったりします。クラブ系の人々はAbleton社のLiveという超かっけーソフトを使ってたりします。
とにかく種類がありますけど、ネットで情報が多そうなのはCubaseとかかなぁ、という印象です。というか僕がCubaseのことばっか調べてるからなんですけど。
ちなみにVOCALOIDをいじくりまわすためのソフトにVOCALOID Editor for Cubaseというのがあるんですけども、それ買うとCubaseの無料版がひっついてくるのでオススメです。無料版DAWがついてくる機材、というのは探すとけっこうあるので、探してみるといいかと思います。
僕もさいしょはギターのマルチエフェクターについてきた無料のCubaseで作ってました。その間およそ5年!
ソフト音源
ソフト音源は、DAWにはじめっから入ってる場合もあります。っつーかたぶん大体入ってんじゃねーのかな。この説明いるかな。
要はDAWを使ってできたスタジオで鳴らす楽器のことを、ソフト音源といいます。実物のシンセとかをハード音源といいますが、それのソフト版です。
だいたいなんかついてるとはいえ、VOCALOIDなんかは別個で買うほかありませんので、欲しいひとは買ってください。他にもドラムの音源とか、かっけーシンセとか、いわゆる拡張パック的な存在です。DAWについてるソフト音源がスターターパックだとすれば、ソフト音源は拡張パック。遊戯王です。
これも無料で死ぬほど存在してますので、ドラムだったりシンセだったりはフリーでまかなえたりもします。最初のうちはそれで十分。
DTMをしよう
というわけで、これらをパソコンにぶちこんだのち、なんやかんやと設定をすればそこはあなたの独壇場です。たいていの場合、まず「音が出ねぇんだけど」とブチ切れることうけあいですが、気長に設定してけば出るようになります。それも醍醐味のひとつです。
DTMをするうえでまず気を付けていただきたいのが、最初っから良い曲を作ろうとしてはならん、ということです。
普通、良い曲なんてできないのです。
良い曲を作れるひとはおかしいのです。
なのでまずは、クソみたいな曲を作ってみることをオススメします。それも40秒くらいの。
そしたら、出来上がった曲がクソみたいでも、そこまでダメージないので。まずはそのくらいの適当な気持ちで作ってみましょう。
僕なんて最初に作った曲こんなんですからね。
いったいどこをどういじればギターの音がこんな風になるのか、見当もつきませんが、当時は全力だったことを覚えています。ボーカルのSちゃんには、こんなオケで歌っていただいて非常に恐縮です。
そして、曲が完成したときの万能感といったら、たまらないモンでした。その時の気持ちが今も僕を突き動かしているといっても過言ではありません(かっこいい)。
かれこれ5年ほど、間をあけながらDTMをしておりましたが、最近はまぁ聴けるかなってぐらいにはなってきました。
それがこんな曲です。
気付いたら6000再生もしていただいて、非常にうれしいです。まぁやってればこんくらいにはなります。僕はむしろ遅い方です。たぶん。
まとめ/DTMはたのしい
なにせ、作曲というのは楽しいわけです。あんまりいないじゃないですか。周りで作曲してるひと。
僕としては、自炊をするような心持ちで、「食いたいものを自分のために作る」ような感覚で作曲をしております。
上で挙げた自分の曲も、まぁVOCALOIDでこういう直球で泥臭いバンドサウンドはあんまりないし、自分が聴きたいから作りました。
というわけで、世の中にないものを自分の手で生み出せる、とても素敵な遊びですので、みなさんDTMをやりましょう。そしてその妄想を具現化させ、僕に聴かせてくれ。それが僕の趣味です。
機会があれば、クソみたいな曲を実際につくってみる、みたいな記事もやってみようかと思いますので、よろしゅう。
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