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デレマス23-24話をネタバレしながら解説しよう。神アニメやぞ

公開日: : 最終更新日:2016/01/16 アニメ , , ,

あんまりにも良くて、23話から24話の流れでボロ泣きしてしまい、イラストまでこしらえました。カルロス袴田です

デレマス、良かったなぁ。ネタバレ感想です。

 

アニメ『デレマス』全体を通して

登場人物の多さゆえに、一人ひとりのアイドルについてフォーカスするのが難しい作品だったことでしょう。僕も最初は、「アニマスは越えられないなぁ」とやや斜に構えて見ていたのです。

 

しかし、6-7話の本田未央が見せた感情の発露が、物語に大きく波を生んだと思います。あそこから、いろいろと変わっていった。

それは前川みくからプロデューサーへの呼び名が、7話の一件以降「Pちゃん」になったりしたことからも分かる。6-7話というきっかけを経て、アニメ『デレマス』はようやく本編のゲーム版に世界観が合致していったんではなかろうかと。そういう細かい設定の推移を見て、「あぁ、このアニメはアイマスだ!」と感じた次第です。そこからは安心できました。

 

1期はハンターハンターに例えれば、芯が強く熱いハートを持ったレオリオとしての本田未央、一見クールだけども時として心が揺れるクラピカとしての渋谷凛、そして純粋でひたむきなゴンとしての島村卯月という3人の関係が面白かった。2期まで見ればわかるけど、キルアはしぶりんとちゃんみお両方が担っていたのだと思います。

 

僕がデレマスをとても面白いと思ったのは、件の6-7話と、23-24話です。この2つのエピソードが、全体のシメとして存在しています。

 

6-7話では、一番アイドルを楽しんでそうな本田未央が見せた、理想と現実のギャップに苦悩する姿。ここで本田未央というキャラクターにぐっと深みが生まれたし、それまでしれっと色々こなしていた渋谷凛が感情を見せる。

 

困惑する2人に、解決策を提示したのはしまむーだった。「頑張ります」という言葉が、このころの卯月を良くも悪くも象徴している。それは、島村卯月という女の子が持つ、「目標の曖昧さ」からくる前向きさだったわけです。ですが、そんなひたむきさに渋谷凛をして「卯月はブレないね」と評させた。それだけ、本田未央、渋谷凛の両名は島村卯月に救われたわけです。

 

 

島村卯月という女の子

そして、島村卯月がもつ「目標の曖昧さ」は、物語中盤からボディブローのように本人を苛んだ。

2期1話目から不穏な空気にさらされる346プロだったわけですが、数々の困難を打開していったのは島村卯月ではなく、ほかのアイドルたちだった。

2期のしまむーには、ほとんど見せ場がない。20話にて、「頑張る」というセリフのお株をちゃんみおに奪われる始末だ。しまむーは、ちゃんみおが発した「頑張る」に対して、「…ですよね!」と共感するしかなかった。

 

どんどんと、ほかのアイドルたちが個性を発揮していくにつれて、島村卯月というキャラクターは埋没していった。

 

そして、島村卯月は壊れるのである。第1話で登場した養成所のレッスン室に入りびたり、仕事もしない。そこには延々、「練習」を繰り返すしまむーの姿が映し出された。

 

ネット上で揶揄された、「頑張りますロボ」としてのしまむーがそこにいた。

 

先ほど、島村卯月をハンターハンターのゴンに例えましたが、両者には程度と環境の差こそあれ、「純粋であるが故の狂気」みたいなものが感じられるのです。しまむーというキャラクターは、目的も明確じゃないのにとにかく頑張る。それって、ひたむきとも言えるけど、ともすれば頭のオカしい人にもなってしまう。

島村卯月というキャラクターを、ここまで掘り下げた製作陣にはほんとうに頭の下がる思いでいっぱいです。

 

 

レッスン室での自己練習で、しまむーが向き合っていたのは鏡。自分と向き合い、自分のなかに「輝くもの」を見つけようと焦るしまむー。

物語の設定上、メタ的に「普通の女の子」という設定をより強固にされていったしまむー。

それは、アイドルを目指す女の子にとって最も強烈な試練だったのではないでしょうか。

 

 

23話、島村卯月という女の子の内面がやっと炸裂します。レッスン室に閉じこもり、ひたすら自分と向き合っても答えは出なかった。かつて悩める本田未央と渋谷凛を救い出したしまむーの強さはそこになく、アイデンティティが崩れ落ちたしまむーがそこにいた。

そんなしまむーを救ったのは、渋谷凛と本田未央。そしてシンデレラプロジェクトを含むたくさんの仲間たちだったのです。

 

そのとき本田未央が発した、「私たちさ、もっかい友達になろうよ」のセリフはもう、語るべくもない。筆舌に尽くしがたいとはこのことです。一度は「アイドルやめる」と言うほどまで追い詰められた本田未央が。

そんな本田未央が、泣きじゃくるしまむーと、いっぱいいっぱいなしぶりんを繋ぐ。そこには本当の意味での「ニュージェネのリーダー」としての姿があったと思うのです。

 

しまむーは、本当にいい友達に恵まれました。

 

24話では、シンデレラプロジェクトへ久々に顔を出したしまむーと、ほかのアイドルたちとのやりとりが描かれます。

そこで分かるのは、結局「みんな、元は普通の女の子である」ということです。キラキラと個性的に輝く連中だって、根っこはしまむーと同じ、普通の女の子だった。「自分がアイドルになれるなんて」と戸惑いながらも進み続けた、普通の女の子だったのです。

 

そしてラストのライブシーン。あんなにレッスンに打ち込んだしまむーが最後に立つステージ衣装は、制服です。これは、ゲームのシステム的に考えれば「特訓前」の状態に他ならない。

ここまでのアイドル活動を経て、そして壊れてしまった自分と向き合うという「特訓」を経たしまむーが、「特訓前」の姿でライブに臨む。それは、「みんなが普通の女の子であり、同時にアイドルなんだよ」という、しまむーが導き出した答えなのかもしれません。

 

 

一人じゃない

この物語は、「普通の女の子」であることしかできない自分に思い悩むしまむーと、本当はみんな同じなんだよ、というメッセージで締めくくられたのだと思います。

仲間というのは、ユニットだとか表層的な問題じゃなく、人間としてのもっと深いところから生まれる連帯感、同一性なのだということです。

 

そんなメッセージとしてみますと、もっとアイマスが好きになるのではないでしょうか。僕はそう思います。

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